「一年の計は元旦にあり、一月の計は一日にあり、一日の計は早朝にある」
戦国時代最高の智将の一人と謳われた毛利元就が、計画の重要性を説いた有名な言葉ですね。
私も年末年始やGW、夏休みを利用して会社や個人の計画を更新しております!
とは言え、昨今のコロナ感染拡大等を要因とする世界不況により先の読めない時代でありますので、計画策定の必要性について疑問に思う方も多くいらっしゃいますし、そもそも立てようがないと言う方もおられますね。
そこで、今回は「よくあるQ&A」形式で「計画の必要性」について考えてみたいと思います。
Q.先の事はわからないから計画なんて立てられないのですが。。。
A.もちろん人間が、未来を完全に予測することは不可能です。だからといって計画が不要ということにはなりませんね。
何も立てなければ航海図を持たずに大海に出るようなもの。
経営でいえば成り行き経営になってしまい、本来回避できるリスクまで顕在化させてしまっている可能性がありますね。
先の事はわからないからこそ先を読む努力をして、目標設定のための計画が必要と思うのです。
株式会社武蔵野の小山昇社長曰く、
「面白いもので、会社の数字はこの計画した数字に影響される。どんなに無謀と思える数字でも、決めた途端に数字を実現するためにはどうすればいいか、という頭に切り替わり実現を引き寄せようとする」
のだそうです。いわゆる「引き寄せの法則」ですね!
これは私も非常に実感しているところです。
Q.うちは小さいから計画なんて必要ないでしょう?
A.実際のところ、会社の未来は「決定」から始まります。
「こうしよう」と考えてそれを実行することを「決定する」ことから全てが動き出すのですね。
世界の名だたる大企業でも初めは小さな企業からのスタートです。
ですからどんなに小さな企業でも計画を作り、社内に浸透させることが経営環境の激変する現代を生き残るための要諦であると考えているのですね。
まあ、いきなり会社の計画ですと「ハードルが高い!(笑)」と思われましたら、個人の計画から始めるのもおすすめです。
全世界で経営の「グル」として仰がれている、かのピーター・ドラッカー氏も毎年1回それまでの一年間を反省し、翌一年間のアクション項目の優先順位を決めていたそうですよ。
「計画通りに過ごせたことはないが、完全を求めて努力するという決心に沿った生き方をせざるを得なくなった」
と著書の中で述懐されておりますね。
Q.計画の必要性はわかりましたけど、何から始めたら良いのかが???
A.そもそもの目的を改めて明確にしてみましょう!
法人ならその会社の経営目的、つまり経営理念やミッションですね。個人ならご自身の人生の目的を明確にすることが大切なのです。
経営の神様と崇められる松下幸之助氏曰く
「会社経営は経営理念が明確になれば50%は成功したようなもの」
と説かれておりますね!
確かに、日々ルーティンワークを漫然とこなして過ごしている社長と、自社の理念・ミッションやビジョンを明確にして、どのような商品・サービスで勝負するか、社会に貢献するかを常に意識して日々取組んでいる社長とでは、その差は1年で歴然としてくるでしょう。
中小企業だけでなく大企業でさえも安泰とはいえない厳しい時代が到来しております。本年もコロナの収束が見えない中で本当に景気が回復し始めるのかどうか確証を持てないのが正直なところではないでしょうか。
ですがどうぞ皆さま、GWや夏休み、年始等の落ち着いて考えることができる期間に「計画とその振返り」に時間を向けて頂き、ご自身の計画をバイブルに、日々ワクワクして「今」を乗り切って頂ければ幸いです。
私も皆さまと共に次元上昇していけるよう、日々取組んで参ります!
具体的な方針や計画は、各社・各人毎に異なりますので、気になることなどありましたらお気軽にご相談下さいませ。
合掌
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